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フットケアを行う場合のポイントをもっと知ろう

看護師のフットケアは、糖尿病など様々な病気で足にトラブルが起こった時に、痛みを和らげ、症状の緩和を促すものだ。
足をケアすることで、歩行機能を維持したり、改善したりすることも目的の1つとされる。
フットケアは、医療分野だけではなく介護分野にも大きく関わってくる。
歩行機能が維持されることで将来的に介護の予防にもなる。

フットケアは、まず正確なアセスメントが必要だ。足のアセスメントとは、対象となる足を客観的に調査し、評価していくことだ。
まず、爪の状態や、たこ・魚の目または他の傷がないか確認する。
また、皮膚の乾燥度や、皮膚の色、浮腫がある場合はどの程度かどんな状態か観察する。
最後に、足の関節の状態や、動脈の状態などにも注目しながら客観的評価を加える。
アセスメントが終了したら、その患者に最も必要な施術を行っていく。

また、患者の足に合った靴を選定することも重要だ。
靴の選び方を間違えると、外反母趾を引き起こし、魚の目やタコの原因ともなる。
これらの症状は、歩行機能を維持する上でも非常にリスクが高いので、靴選びは慎重に行いたい。


足には、体のすべての重みがかかり、体のバランスを取る上でも大切な部位である。
歩行時の、足に伝わる衝撃を和らげるために、足を保護することが可能で、足の機能が妨げられない靴選びが大切だ。
靴の底が補強材によりしっかりとしており、中敷きが取り外し可能で、地面からの衝撃を充分吸収できること、靴ひもを結んだ時に、足の甲を充分ホールドできること、かかとがしっかりと収まり、十分な硬さがあること、足先に指の動きを制限しない十分なスペースがあること。
以上のポイントを押さえて靴選びを行う必要がある。

看護師がフットケアに活かせる資格にはどんなものがあるのか

看護師が医療現場でフットケアを行う場合に有効な資格は、フットケア指導士である。
一般社団法人日本フットケア・足病医学会が認定している。
この資格の受験資格としては、医師や看護師などの国家資格を持っていて、実務経験が3年以上なければならない。また、日本フットケア学会に所属して、フットケア指導士認定セミナーの受講が義務付けられており、フットケアの実務経験があることも必要だ。

フットケア指導士とは、医療現場で担当する患者がそれぞれ持っている症状を足から読み取りながら、必要なケアを施す。また、生活指導を含めた足のトータルケアを行う。

主な内容は、足を清浄に保つための方法や、糖尿病を始めとした何らかの病気によるむくみなど、足のトラブルを改善・予防すること。

足は体全体を支え、ふくらはぎは第二の心臓とも言われている。
体の中でも足の役割は非常に大切である。
足をケアすることにより、体を健康に保つことができるのだ。


医療現場では、フットケア外来が登場している。
実際に、医療現場でもフットケアの重要性が認められているのだ。
フットケア認定指導士を取得すると、現場ではリーダーとして活躍することが期待される。
足の悩みやトラブルは、患者本人にとってとても切実で、悪化すると歩行が困難になる場合もある。そのため、フットケアは非常に大切なケアの1つとなってくる。
看護師がフットケア認定指導士を取得することは、大きなスキルアップとなるだろう。
資格取得を目指すのなら、まずはフットケアに注目した『教えて!フットケアのいろは』から学ぶのがおすすめだ。